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Posted by 京つう運営事務局 at

2009年07月31日

スピシュスケー・ポドフラディエのホテル

スピシュ城のふもとの街・スピシュスケー・ポドフラディエ。
この街では、宿泊の予約を取らずに来てしまいました。
なんせ、前日のブラチスラヴァでガイドブックを見てスピシュ城行きを突然思い立ったものですから........
ということで、この旅初めてのホテル探しをすることになりました。

まず向かったのは、教会近くのバー&ペンションの看板の建物。
呼び鈴を押すが誰もおらず。
バーにおじさんとおばさんがいたが、ペンションのことはよくわからないという。
「ペンション担当の人を呼び出してみるよ」
ということで、バーで生ビールを飲みながら待つ事に。
しかし、結局「連絡がつかないな」とのこと。
生ビール2杯飲んでしまいました。(2杯で1.7EUR 約230円)

それから少し歩いてまたペンションの看板を発見。



呼び鈴を押すが誰も出ず。あきらめようとしたら、向かいの家の窓からおばあさんが声をかけてくれました。

「どうしたの?誰もでないの?」

スロヴァキア語なので全然わからないですが、雰囲気ではそんな感じでした。

「泊まりたいの?あのペンションは私の息子夫婦がやっているのよ。今電話で呼び出すから」

と電話をかけてくれたのだが、結局繋がらず、断念。

そして、3つ目の所でようやく泊まる事ができました。



ホテルというより、ユースホステル風。子供たちが林間学校で使うような施設っぽいです。


通路を通っていくと、レストランにおばさんがいたので、ジェスチャーで交渉開始。

「1泊泊めてください。他にないんです〜」

はじめは渋っていたようですが、たまたま部屋が空いていたようで、
なんとか受け入れてくれることになりました。


ホテル代 15.5EUR(約2092円)

広いです。奇麗です。テレビもあるし、何と冷蔵庫まである。
冷蔵庫はこの旅で初めてです!!
正直、2段ベットだろうと思っていたのに、すごく落ち着いた部屋です。
この旅で最も広く充実しています。それで、2000円はすごい安い!!


なおかつ、ベランダに出ると、スピシュ城が一望です。
素晴らしいビューイングです。
ちなみに対面に見えるのは、巨大な鳥小屋。その向こうには、馬牧場が。

この日の夕食はレストランに行きたかったのですが、いろいろ探しても
この街には、レストランが開いていない。

仕方ないので、スーパーで買い出して部屋で食べました。



ハム、サラミ、オイルサーディン、パン2つ、
ヨーグルト、チョコ棒、ラムネ、ビール500ml2缶

合計4.7EUR (約634円)

ホテルといい、スーパーといい、ムチャクチャ安いです。
これが庶民プライスなんでしょうか?
今まで都会の観光地ばかりだったのですが、これがもしかして現地の物価なのかもしれません。

しかし.........
よく考えれば、ここもスピシュ城というこの国最大の観光の目玉がある所なのに.....

街に活気はないし、観光地の臭いもしないし、便乗商法もなさそう。
スピシュ城にしても、もっと入場料を高くして修復に当てたり土産物屋をもっと充実させればいいのに......

ついついそんなことを考えたりしてしまいます。
まぁ、そんな商売っけのない素朴な所がいいのかも知れませんね。

地図はこちら

  


Posted by とも at 00:00Comments(1)スピシュ城

2009年07月30日

スピシュ城壁内

スピシュ城の外側をほぼ一周した私は、
裏側の入口にようやくたどり着く事ができました。


ここが入口です。
ちょうど修学旅行的な生徒たちがいっぱい入っていく所でした。

入場料は、3.5EUR(約472円)


入口から更に城壁内の坂を登ります。



スピシュ城はまさに廃墟でした。
石で出来た壁や塔。見張り台。
モンゴル人の襲来に備え、ここで警備をし、生活していた兵士の姿が浮かんできそうです。




ここからの眺めが素晴らしかったです。


街並が一望です。








街が一望です。


一部建物の中に展示物が置かれていました。




中世ヨーロッパの人々が使っていた生活用具などが展示されています。


城内に教会もあります。


スピシュ城には、城壁に囲まれた草原がありました。


敵から守るための城壁。その空間には昔何があったのでしょうか。


城壁に沿って歩いてみました。


向こう(左上)に大砲が見えます。


やはりここは、敵から守るための要塞だったんですね〜


かなり広いです。




城壁で語り合うカップル(左下)。
バックの街並と合わせて壮大なスチュエーションですね。


強者どもの夢の後。廃墟には物悲しさが漂います。



地図はこちら


  


Posted by とも at 12:00Comments(0)スピシュ城

2009年07月30日

スピシュ城

スピシュ城。
この城は、木々も生えない草原の中、小高い丘にひっそりとそびえ立っています。

その姿が何とも美しいです。写真を撮りまくってしまいました。
ということで写真をアップしていきます。

その前にスピシュ城の概要をどうぞ。

スピシュ城

1209年、タタール人(モンゴル人)の襲来に備えて建設された要塞。ロマネスク様式、ルネッサンス様式、バロック様式と年代年代に増改築が繰り返される。しかし、1780年の火災により焼け落ち、以来廃墟となる。中世期の城としては中央ヨーロッパ最大規模を誇る。1993年「スピシュ城とその関連文化財」としてユネスコ世界遺産に登録。











このスピシュ城に登って行ってきました。
行く道は、駅の所から一本道で上がって行けます。


この道です。


すると大草原がひろがり、舗装された登り道が見えます。


道の横には菜の花畑が。奇麗です。


途中から舗装道もなくなり、こんな道に。


振り返ると街がこんなに小さく見えます。
人影はスピシュ城から街へ帰る人です。


ようやく城壁に着いたと思ったら鍵が閉まってました。
仕方がないので城壁の廻りをぐるっと歩く事にしました。
私の前にも同じような経路を辿っている西洋人カップルが見えます。



その道すがらの風景。街が一望です。


道なき道を歩いてようやく裏側に門を発見。そこから中に入れそうです。


見ると、門の下あたりには大きな駐車場があり、観光バスが停まっています。
団体客はここから来てるんですね。

さぁ、いよいよ城の中に入ります。

(つづく)

地図はこちら


  


Posted by とも at 00:00Comments(0)スピシュ城

2009年07月29日

スピシュスケー・ポドフラディエ

スロヴァキア共和国、プレショフという街からバスで40分。
バスの窓から見えるのはヨーロッパの田園風景。
そして、トンネルをくくり抜けると、大平原に広がります。
その大平原の中にぽっこりと突き出た丘の上の城。
まさに天空の城とも言うべき風貌こそ、私が見たかったスピシュ城なのです。



バスは、スピシュ城のふもとの街・スピシュスケー・ポドフラディエのバス停に到着。
ここからもスピシュ城がよく見えます。


右がバス停。


バス停のベンチ

スピシュスケー・ポドフラディエは小さな街でした。
お店もそんなたくさんある訳ではなく、立派な広場がある訳でもない。
どこにでもありそうな田舎街という感じでした。

列車の駅もあることはあるのですが、すごく寂れた感じで、
駅員さんがいる訳でもなく、列車が来る気配もない。


駅の様子。


車もほとんど通らない感じ。なんか寂しげです。


少し歩くとまた集落が。


田園風景の中の街はなかなか美しいですね。

スピシュ城はスロヴァキア共和国を代表する屈指の世界遺産のはずなのですが、何とも観光地という臭いがこの街からはまったくしません。

工事中の家があちこちにあり、子供たちが学校からの下校している姿がちらほら。
観光客はもしかして私だけなのかも、とさえ思ってしまいます。

ひっそりとした街・スピシュスケー・ポドフラディエ。
その街を見守るかのようにスピシュ城がそびえ立っています。


スピシュスケー・ポドフラディエの街とスピシュ城

地図はこちら




  


Posted by とも at 12:00Comments(0)スピシュ城

2009年07月29日

→キサック→プレショフ→スピシュ城へ

スロヴァキアの首都・ブラチスラヴァで1泊した翌朝4時。
辺りはまだ真っ暗です。ホテルをチェックアウトした私は、歩いて駅まで向かいました。
この日は、スロヴァキアの東部にある世界遺産・スピシュ城に向かうのです。



ブラチスラヴァからスピシュ城までおよそ400km。
スロヴァキア共和国を西から東へ大移動です。

スピシュ城へは、最寄りの街へ向かい、そこからバスになります。
ただ、どの街から行くのかが迷います。

「地球の歩き方」によると
●スピシュケー・ウラヒーからローカル線 1日8便 所要16分
●レヴォチャからバス 頻繁に出ている 所要15分
●プレショフからバス 1日6〜16便 所要40分
●コシツェからバス 1日2〜6便 所要1時間30分

主なルートはこの4つ。
じゃあ、スピシュケー・ウラヒーかレヴォチャでいいじゃない、と思うのですが、
スピシュケー・ウラヒーはすごい小さな街で特急が停まらない。
レヴォチャは列車すらない街。そこに行くにもバスに乗らなくては。

プレショフは、ブラチスラヴァからの直行ルートがなく、キサック乗り換えになる。
ただキサックも小さな街で、特急が止まるかどうか定かでない。

残るコシツェは、スロヴァキア第2の大都市でブラチスラヴァからの直行便がバンバンある。
ただ、バスが1日2〜6便というのが気になるなぁ〜。

悩みに悩んで、とりあえず、ブラチスラヴァーコシツェのチケットを購入することにしました。
ブラチスラヴァーコシツェ 一等客席 25.77EUR(約3480円)


インターシティの客席は快適でした。
左側通路の席は、対面2席だったので、一人の私にとってはこちらの方が快適です。


ちなみにこれは、ブラチスラヴァ駅で買ったチキンバーガー+ペプシ500ml
合わせて、3.25EUR(約438円)
朝5時なのにもう店を開けて売ってました。

しかし..........
コシツェまで行くと、また逆方向に戻ってくる形になるのでどうも効率が悪いなぁ〜。
やっぱりスピシュケー・ウラヒーで降りれたらいいのですが.........


と思いながら、窓を見ていると、雪が積もる山脈が見えてきました。
スロヴァキア随一の山脈にしてスノボリゾート地、ヴィソケー・タトリの辺りでした。

そして、数分後、スピシュケー・ウラヒーの看板が!
しかし、やっぱり特急インターシティは無情にもその駅を素通りです。

そして、停まったのは「キサック」という小さな駅。
しかし、待てよ。キサックってプレショフに行く分岐点の駅じゃないか!

降ります!!!!

思わず、慌てて降りてしまいました。

こんな小さな駅に降りてしまってもし間違ってたらどうするんだ、という不安を抱えつつ、駅のチケット販売所へ。

とりあえずプレショフ行きのチケットを買う。
「何時の便があります?」と尋ねると、
「ちょうど次出るのがそうよ」と女性駅員。

何と言うラッキー!!

慌ててホームに戻り停まっていた列車に乗り込むことに成功。
なんとかプレショフへ向かう事ができました。


プレショフまでの2等客席。

そして、プレショフのバスターミナルからスピシュ城行き(正確には、最寄りの街、スピシュスケー・ポドフラディエ行き)を見つけ、乗り込む事ができました。

朝4時から出発して、もう昼過ぎ。
昼飯まだ食ってません。でも、これで何とかたどり着く事が出来そうです。

あ、そういえば、今日の宿決めていないんだ!
(ブラチスラヴァのホテルを1泊キャンセルしたので)


ちなみにプレショフーキサック間はこんな列車でした。
デザインなのか落書きなのか.....

(つづく)  


Posted by とも at 00:00Comments(0)スピシュ城