王宮の丘

とも

2009年08月04日 12:00

ブダペスト。
ペストの街からドナウ川にかかるくさり橋を渡ると、
ブダ側にそびえる王宮の丘にたどり着きます。


くさり橋から見た王宮



くさり橋を渡ると大きなトンネルが。その横に王宮に行くケーブルカーの乗り場があります。
もちろん歩いても行けるのですが、モノは試しと乗る事に。
ブダペストカードを出したのですが、これは対象外と断られました。
しぶしぶ料金を払うはめに。800Ft(約480円)。

ブダ城 概要

13世紀半ば、ハンガリー王ベーラ4世がモンゴルの来襲に遭い、この丘に王宮を建設。その後、歴代のハンガリー王の居城となる。16世紀、トルコとの戦いで壊滅。17世紀、ハプスブルグ家により宮殿が新築。18世紀には、女帝マリア・テレジアにて増改築される。19世紀半ば、大火災でほとんどか焼け落ちる。再び新築されるが、世界大戦で大打撃を受け、戦後修復された。1987年「ブダペスト、ドナウ河岸とブダ城」として世界遺産に登録される。



ケーブルカーで上に登るとくさり橋と街が一望です。





ケーブルカーの降り場から少し行った所。眺めがよく見える展望台になっています。



現在、王宮の建物は国立美術館などに使われています。
国立美術館の入場料:600Ft・約360円(ブダペストカード割引 通常は800Ft)

国立美術館は中に入り見学しましたが、まぁ広いです。
1F〜4Fまであり、絵画がいっぱいです。駆け足で見ても1時間ぐらいかかりました。



美術館の窓から見た王宮の中庭。



王宮の装飾に日本人観光客の団体さんが集まっています。

このブダ城で驚いたのは、ムチャクチャ広い事。王宮の建物の東側には教会などがあるのは他の城と同じなのですが、ここは街があります。家が建ち並び、道路が延びています。



これ普通の街並に見えますが、実はブダ城の城壁の中なんです。車が走っています。



なんとバスまでも。それも観光バスじゃなく路線バスです。城バスというそうです。
なんかスケールが違う広さです。



城壁の中にあるマーリア・マグドルナ塔。教会の塔です。



漁夫の砦。これも城壁内にあります。かつて魚の市場があったのでこの名前に。
白い石灰石で創られた奇麗な砦です。観光客が集まっています。



景色がきれいです。





演奏するおじさん達。



このカフェは素晴らしい眺めですね〜。



これは王宮地下迷路。城壁の中にあります。
入場料:1500Ft・約600円(ブダペストカード割引・本来なら2000Ft)
昔の監獄やワインセラーの跡だそうです。
ムチャクチャ広くて、本当に迷路みたいです。
ただ、お化け屋敷のような演出があちこちであり、子供達の叫び声があちこちで聞かれます。



城壁の中にあるマーチャーシュ教会の中。外壁は現在工事中でした。
ハプスブルグ帝国の戴冠式を行った場所です。



城からの景色

城壁の中にはヒルトンホテルなどもあり、街がすっぽり入ったかのようです。
おそらく今まで私が見た城の中で一番スケールのデカいお城でした。

地図はこちら


関連記事